こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆している司法書士の久我山左近です。
借金を完済するためには、まず借入額と利息を把握して現在の返済額から完済までの道筋が見えてきます。
しかし、返しては借りるを続けていると永久にご自身の借金問題を解決することができません!
今回のブログでは、借金完済するまでの正しいステップについて、また返済が難しい場合の債務整理の手続きについても借金問題に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
今回の記事を読むと、借金を完済するまでの正しいステップについての正しい知識が身に付きますので、ぜひ最後までお読みください!
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借入額と利息の把握と月々の返済額から借金の完済を目指そう!
借金を返済する正しい方法は実にシンプルで、毎月いくら支払えばいつ完済できるかを把握することと、それが現実的に可能なのかを判断するだけです。
それが可能であれば完済に向けての返済を進めていくことになりますし、返しては借りるといった自転車操業を続けているのであれば、債務整理の手続きでご自身の借金問題を解決するのがベストな選択になります。
今回のブログでは、借金完済するまでの正しいステップについて、また返済が難しい場合の債務整理の手続きについても債務整理に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
借金を完済するための重要なステップを解説します。
借金を完済するためには、ご自身の借金の総額や利息について、きちんと把握する必要があります。毎月3万円を返済しているのに、借金はそのうち5千円しか減っていなければ借金の完済はいつになるかまったくわかりません!
まずは借金を把握する方法を解説いたします。
総借入額と利息をきちんと把握します。
当たり前になりますが、借金をしたら利息を付けて返済する必要があります。その利息を超えた分を支払うことで、初めて借金が減ることになります。また、複数の会社から借り入れがある場合には、それぞれを分けて計算する必要があります。
例えば、100万円の借金があれば1年間の利息は15万円になりますので、1か月の利息は1万2500円になります。例えば1万5千円を返済していくと、1万2500円を超えた分の2500円のみが借金の元金に充てられますので、毎月の返済額の多くが利息のみで元金はほとんど減らないことになります。こうしたプランでは想像以上に長い返済期間になってしまいますので、次は現在の返済額だと何回で完済できるのかを把握します。
現在の返済額だと何回で完済できるかを把握します。
現在の借入額と利息を確認したら、現実的に何回で完済になるのか計算してみましょう。
100万円を先ほど設定した月々1万5千円の返済にすると、なんと144回、なんと完済までに12年間もかかってしまいます。完済までの利息も約117万円もかかりますので、もともと借りた金額より利息の方が遥かに多くなってしまいます。
それでは、返済額を3万円にしてみると、43回、約3年半ぐらいなので、これぐらいの返済額で初めて現実的に完済までの道筋が見えてきます。完済までに支払う利息の合計も約30万円になりますので、かなり現実的な数字になります。
ご自身の毎月の返済額の限界を考えます。
ご自身の借金を毎月いくら支払ったら何回で完済できるということが理解できたら、次はご自身の月々の支払いの限界を考えてみます。例えばになりますが、月々の支払いを5千円円増やすだけで完済までのスピードはだいぶ早くなります。
100万円の借金であれば、返済額を3万円から3万5千円に引き上げると、支払回数は43回から36回まで減らすことができます。このぐらいであればスマホを格安料金の会社に変えるだけでも捻出できそうですね。
ご自分が毎月捻出することができる金額の限界が算出できたら、その金額でもう一度返済シミュレーションをしてみましょう!借金の返済は時間がかかりますので、ご自身が無理なく返済を維持できる金額を考えましょう。
計算は、インターネットにある「返済シミュレーション」を使えば簡単に計算できます。
もし、返済した分を借り入れしてしまうような状況であれば、問題を先延ばしにしないで、債務整理の手続きを検討した方がいいでしょう。
借金を完済するためのNG行為を紹介します。
読者の皆様もイメージできると思いますが、借金を返済していく上でやっちゃいけない行為を紹介いたします。
- 返済した分をまた借り入れてしまう
- 借金を返すために別の業者から借金をする
- リボ払いに変更して時間稼ぎをする
これらの行為は借金がまったく減らないどころか、少しずつ増えていくリスクがあります。借金が年収の3分の1に達すると「総量規制」に引っかかり、どこの業者もお金を貸してくれなります。借金ありきの生活ですから借金を奪われたら途端に生活のバランスを崩してしまいます。※総量規制とは、貸金業者から借り入れられる金額を年収の3分の1までとする法律上の規制です。
返済が難しければ債務整理を検討しよう!
借金を完済するためのNG行為をしている方は、自力での借金の返済は困難な状況だといえますので、債務整理の手続きを検討することをお勧めいたします。NG行為を続けて問題を先送りにしても、余計に利息を支払った上に、結局は債務整理することになります。
借金の総額が300万円より少なければ、債務整理の手続きの中で1番デメリットが少ない任意整理でご自身の借金問題を解決することをお勧めいたします。
任意整理の手続きは、弁護士や司法書士がご自身の代理人となり、相手の貸金業者と直接交渉して今後の利息をカットし、月々の返済額を減額して、その減額した借金を5年程度の期間で完済して解決する手続きです。任意整理は弁護士や司法書士に依頼してしまうとご自身にほとんどすることがないこともメリットになります。
任意整理の手続きを弁護士や司法書士に依頼すると、依頼を受けた弁護士や司法書士は相手の貸金業者に対して「受任通知」を送付します。その受任通知を受け取った貸金業者は本人に対して直接取り立てをすることができなくなり、また今までの返済も一時的にストップできますので、その期間にご自身の生活を立て直すことができます。この時点で借金の返済と業者からの取り立てがなくなりますので、大きなストレスから解放されることになります。
それでは、今回のブログ「借金を完済するための正しいステップとは?問題の先送りはNGです!」というテーマについての解説は以上となります。
また、当サイトを運営する司法書士法人ホワイトリーガルでは、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています。
また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるかの「借金減額無料診断」も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
借金の返済で困ったときは、お気軽に当事務所まで借金減額のご相談をしてくださいね。
それでは、司法書士の久我山左近でした。