こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆している司法書士の久我山左近です。
ボクの家族に借金があることが発覚したんですけど、もし家族が借金を返せなくなったら、ボクが支払わなきゃいけないのかな?
その心配はないんじゃ!保証人にでもなっていない限り、借金の返済義務は本人だけのものなんじゃ!
そうなんだね!安心はしたけど、これからボクはどうすればいいのかな?
家族に借金が発覚した場合には、周りの家族がしっかりと協力してあげるのが重要なんじゃ!
同居している家族に多額の借金があることが発覚しても、他の家族には基本的に支払い義務はありません。
ただし、借金の保証人や連帯保証人になっている場合や、相続した場合などは、家族の借金を肩代わりする必要があるケースがあります。
今回のブログでは、家族が借金の返済ができない場合について、また他の家族への影響についても司法書士の久我山左近が詳しく解説いたします。
今回の記事を読むと、家族の借金問題に関する正しい知識が身に付きますので、ぜひ最後までお読みください!
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家族に多額の借金が発覚した場合に取るべき行動について解説します!
家族の借金については、ご自身がその借金の保証人などになっていない限り、返済義務が生じるわけでありません。
ただし、そうは言いましてもいろいろと不安があると思いますので、ここからは家族が取るべき行動について解説させていただきます。
まずは、家族の借金の状況を把握する
貸金業者からの督促の電話や督促の手紙などから借金が発覚するケースが多いと思いますが、発覚した1社からの借り入れ以外にも複数の借金がある可能性があります。
借金が発覚した家族の立場からは、家族に借金についてバレたくないという後ろめたさもありますので、借金の全容について本人から聞き出すのは少し苦労するかもしれません。
決して問い詰めたりするのではなく、家族として今後のことを一緒に考えていきたいという協力的な姿勢で話し合うようにしましょう。
次は、一緒に返済計画を立ててみる
家族の借金の状況が整理できたら、一緒に返済計画を立てていくというのが1番目に考えてみることになります。
借り入れの総額や月々の返済額、今後支払うことになる利息などを整理して、現実的に今後の返済が可能かどうかを一緒に確認してみましょう。
家族に債務整理を勧めてみる
借り入れの総額とご自身の収入などの状況から、今後も返済していくのが困難だと判断できる場合は、家族に債務整理を勧めてあげるのも選択肢の一つになります。
債務整理とは、法律の力を使って合法的に借金を減額する手続きであり、任意整理、個人再生、自己破産の3つの方法があります。
誰にでも、やむを得ない事情によって、返済するつもりだった借金が返済できなくなってしまう可能性はあります。
ただし、債務整理の手続きを取ると、借金の返済が楽になる代わりに以下のようなデメリットもあります。
- 一定期間はブラックリストに登録されてローンやクレジットカードが使えなくなります。
- 保証人が付いている借金がある場合は、保証人に請求されてしまいます。
- 自己破産については、マイホームや自動車などの財産は手放す必要があります。
どの債務整理を選ぶべきかは、借金の総額や借金を負っている家族自身の収入状況によって異なります。
また、ご自身に適した債務整理を選ぶには、借金問題解決の専門家である当事務所に相談するのがベストな選択になります。
しかし、借金問題はプライベートな問題であるため、債務者本人しか債務整理については相談できませんので、もし借金に悩んでいる家族がいましたら、当事務所のような専門家に相談してみるようにアドバイスしてみてはいかがでしょうか。
家族が借金を返済しないとどうなる?
家族が借金を返済しないと自分にも悪い影響が出るのではと心配されている方も多いと思いますので、ここからは家族が借金を返済しないとどうなるのかを詳しく解説いたします。
家族や兄弟に支払い義務はありません。
家族が借金の返済をしないことで一番不安に思うのは、他の家族に対しても借金の支払い義務があるのか?ということではないでしょうか。
しかし、基本的に家族がした借金は、他の家族に支払い義務はありません。
また、貸金業者がお金を借りた人以外の家族に対して、借金の返済を要求することは貸金業法という法律で禁止されていますので、貸金業者などから家族が肩代わりするように督促を受けることはありません。
差し押さえられるのは本人の財産だけです。
借金を返済しないと、裁判に訴えられて最終的にはご自身の財産を差し押さえられることになりますが、差し押さえられる財産については借金を返済しない人の財産だけになります。
しかし、借金をして返済できない家族がマイホームやマイカーを持っていれば、それも対象となりますので、マイホームに同居している家族が影響を受ける可能性はないとは言えません。
住宅ローンを滞納すると家を失う可能性があります。
借金をしている家族が住宅ローンを組んでいて、そのローンを滞納してしまうと、金融機関は住宅ローンを返済できないと判断して、マイホームを売却させられる可能性があります。
住宅ローンを滞納してしまうと即座にマイホームを売却されるわけではありませんが、6ヶ月以上滞納してしまうと一括での返済を求められ、それ以降は競売で売却されることになります。
このように、住宅ローンの支払いができなくなると、一緒に住んでいる家族も家を失ってしまう可能性があります。
家族がブラックリストになる心配はありません。
借金を3ヶ月以上滞納している場合や、債務整理の手続きを取った方は、信用情報機関に事故情報が登録されて、いわゆるブラックリストに載っているという状況になります。
消費者金融や銀行などの金融機関やクレジットカード会社は、信用情報機関の情報をもとに審査を行うため、ブラックリストになっている間は、新たにローンやクレジットカードの契約は出来なくなります。
ただし、返済を滞納したり債務整理などによってブラックリストとなるのは、借金を滞納した本人のみになります。
ですから、家族の誰かが借金を抱えているからと言って、他の家族までブラックリストになる心配はありません。
それでは、今回のブログ「家族が借金の返済ができない場合、他の家族に支払い義務はあるの?」というテーマについての解説は以上となります。
また、当サイトを運営する司法書士法人ホワイトリーガルでは、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています。
また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるかの「借金減額無料診断」も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
借金の返済で困ったときは、お気軽に当事務所まで借金減額のご相談をしてくださいね。
それでは、司法書士の久我山左近でした。