借金減額診断しても借金が減額されない？その理由を司法書士が解説！

こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆している司法書士の久我山左近です。

今回のブログでは、借金減額診断をしても思ったほど減額が出来ない理由について、また借金減額診断の減額の仕組みについても司法書士の久我山左近が詳しく解説いたします。
ぜひ、今回の記事を読んでいただき、借金減額診断の仕組みについての基本的な知識を身に付けていただきたいと思います。

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債務整理（任意整理）では、広告のような大幅な減額は出来ません！

最初に結論からお話しをいたしますと、借金減額診断の手続きである任意整理では借金の元金は減額できませんので、読者の皆様が考えているような大幅な減額はそもそも出来ません！
よく、２００万円の借金が８０万円まで減額といったことにはなりませんので、そういった意味では多くの借金減額診断は誇大広告ということになります。
ただし、診断された方が利息制限法の改正前の2010年6月18日以前から借り入れをされていた場合は、過払い金が発生している可能性がありますので、この場合は任意整理でも元金が減額されることがあります。
逆に言いますと、2010年6月18日以前から借り入れされていない方であれば、１００％借金の元金は減額されません！

借金減額診断でほとんど減額されないケースとは？

任意整理の手続きとは、ご自身の代理人となった弁護士または司法書士が相手の債権者と話し合い、今後の返済について今までより月々のご負担を軽くして完済を目指す手続きになります。

まず、前提となることは、任意整理は相手が応じてくれないといい条件の分割契約は難しいということです。
基本的に消費者金融会社は、お金を貸して利息を取って会社の利益を上げていますので、せめて３年以上の取り引きをされていた方には、ある程度ご負担の少ない分割契約で支払うことに応じていただけます。
しかし、借りてから１年にも満たない方だと、ほとんど会社の利益に繋がっていませんので、いい条件での返済条件は飲めないというスタンスで交渉に臨んできます。

まず、以下が取引期間が３年以上ある方の借金２００万円のシミュレーションになります。

ご自身に２００万円の借金がある場合のシミュレーションで、３年で返済する場合の月々の返済額は約７万円になり、完済までに支払う利息の合計は約５０万円にもなります。
これを任意整理すると月々の返済額は約３万３千円まで減額され、完済までに支払う利息の合計はもちろんゼロ円になりますので、任意整理での借金の減額効果がよく理解できると思います。

しかし、取引期間が半年の方が同じように任意整理した場合は、利息もゼロにできないケースもありますし、仮に各債権者に２年（２４回）での返済を求められた場合には、月々の返済額は約８万３千円にもなってしまいます。
この取引期間が短いということが借金減額診断をしても債務整理（任意整理）で月々の返済額が減額できない理由になります。

結論になりますが、債務整理（任意整理）での減額を望む場合は、借り入れをしてからある程度の期間が経過しているかを確認された方がいいでしょう。
ただし、これは消費者金融の場合であり、クレジットカード会社のリボ払いなどはもう少し和解の条件が甘いケースも多いので、やはり返済で苦しい状況であれば、債務整理での解決を検討された方がいいでしょう。
なお、当事務所は任意整理の手続き費用が業界でも安いと評価を受けておりますので、ぜひ１度お気軽にご相談ください。

それでは、今回のブログ「借金減額診断しても借金が減額されない？その理由を司法書士が解説！」というテーマについての解説は以上となります。

また、当サイトを運営する司法書士法人ホワイトリーガルでは、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています。
また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるかの「借金減額無料診断」も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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