債務整理すると銀行口座はどうなる？凍結されるケースを解説します！

こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆している司法書士の久我山左近です。

「債務整理をすると、今使っている銀行口座はどうなるの？」
「給料が振り込まれる口座が使えなくなったら生活できないのでは…？」
そんな不安を抱えている方も多いかもしれません。

確かに債務整理には、口座の凍結や利用制限といったリスクが伴うこともあります。
ですが、すべての銀行口座が凍結されるわけではありませんし、事前に知っておけば避けられるケースもあります。

この記事では、「債務整理で本当に口座は使えなくなるのか？」「給料や生活費の引き出しに支障は出るのか？」といった不安に答えながら、銀行口座が凍結される仕組みや、トラブルを避けるための具体的な対処法について司法書士の久我山左近が詳しく解説いたします。

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口座凍結されるケース・されないケースを司法書士がわかりやすく解説！

口座が凍結されるのはどんなとき？

債務整理によって口座が凍結される可能性があるのは、主に次の2つのケースです。

① 債務整理の対象に含まれる銀行の口座

たとえば「○○銀行から借金がある場合」、その銀行の口座が凍結されることがあります。
これは、金融機関側が「貸し倒れのリスクを回避するため」に取る措置で、裁判所を通さずに行われることが一般的です。

② 口座に差押えがされる場合

自己破産や個人再生などの手続き中に、債権者が訴訟を起こして勝訴し、銀行口座が差し押さえられることもあります。ただし、破産手続きの開始決定や個人再生の認可決定が出ると、その後の差押えは原則禁止されます。

給与口座が凍結されたらどうなる？

一番心配なのは、給与が振り込まれている口座が凍結された場合です。
凍結されると、引き出しができなくなり、公共料金や家賃の引き落としにも支障が出る可能性があります。
そのため、債務整理の手続きに入る前に「給与振込口座の変更」や「別の銀行口座の開設」をしておくのがおすすめです。

凍結を避けるための対策

• 債務整理の対象となる金融機関以外の銀行で、新たに口座を開設する
• 公共料金やクレジットカードの引き落とし口座も、債務整理の手続き対象外の銀行に変更しておく
• 債務整理の開始前に、必要な現金をある程度引き出しておく（※注意して行いましょう）

🔸 現金を引き出す時の注意事項

債務整理をすると、一部の銀行口座が凍結される可能性があるため、
最低限の生活費（1週間～1ヶ月分程度）を事前に確保しておくのは現実的な準備です。

ただし、これを過度に行うとトラブルのもとになります。

• 「財産隠し」とみなされる可能性がある
• 特に自己破産の場合、「免責不許可事由（免責が認められない理由）」とされることがある
• 不自然な出金履歴があると、裁判所や債権者から説明を求められる

銀行口座に関するよくある質問

Q：すべての銀行口座が使えなくなりますか？
A：いいえ。借入れのない金融機関の口座は基本的に凍結されません。

Q：凍結されると、預金は戻ってきますか？
A：手続きの種類にもよりますが、基本的には戻ってきます。ただし、手続きに時間がかかることもあるため注意が必要です。

まとめ：銀行口座は早めに準備すれば安心！

債務整理は、生活の再出発を図る大切な手続きです。
口座凍結のリスクも、事前に情報を知り、準備しておけば大きな問題にはなりません。
不安なことがあれば、一人で抱えず当事務所のような専門家に相談することが最善の一歩です。

ご相談は、司法書士法人ホワイトリーガルへ

司法書士法人ホワイトリーガルでは、債務整理だけでなく、銀行口座の凍結や生活再建に関するご相談も承っております。
「このままだと生活が立ちゆかないかも…」とお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。

それでは、今回のブログ「債務整理すると銀行口座はどうなる？凍結されるケースを解説します！」というテーマについての解説は以上となります。

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