リボ払いがなぜ危険なのか？リボ地獄からの脱出方法を詳しく解説！

こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆者している司法書士の久我山左近です。

初めてクレジットカードのリボ払いを利用してみると、かなり多くの買い物をしても月々の返済額は少なく一定で済みますので、リボ払いはなんて便利なシステムなんだと驚かれる方はとても多くいらっしゃいます。
とっても便利に感じたクレジットカードのリボ払いですが、利用しているクレジットカードの限度額までショッピングを続けてしまうと、今度は毎月の返済を続けていてもクレジットカードの利用残高は減りませんし、また毎月ご利用できるリボ払いの枠はわずかな金額になってしまいます。
ここまで来て初めてクレジットカードのリボ払いの危険性がわかることになります。

今回の記事では、なぜクレジットカードのリボ払いが危険なのか？またリボ払いでの返済地獄に陥ってしまった場合の解決策についても司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとって、今回の記事はとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

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リボ払いは便利だけど実は危険がいっぱい！その危険性を解説します！

クレジットカードのリボ払いについては、インターネット上でもいろいろなサイトで危ないと書かれていますが、実際にはどうなのでしょうか？
クレジットカードのリボ払いは手持ちのお金がなくても大きな買い物ができるという利点がありますが、反面ではリボ払いの借金に追われてしまっている状態を、リボ地獄なんて呼ばれたりしています。
リボ払いは利用し始めた時はとても便利に感じますが、リボ払いは通常の分割払いよりも手数料が高く、完済までのメドが立ちにくく、リボ払いの利用の仕方によっては多額の借金を背負うハメになるという危険性もあります。

リボ払いの仕組みをわかりやすく解説します。

リボ払いの危険性について解説する前に、そもそもリボ払いとはどんな仕組みなのかを解説いたします。

毎月の支払額を一定にして返済していく方法です。

リボ払いとは、カードを利用した件数や金額にかかわらず、毎月の支払額を決めて返済していくクレジットカードの支払い方法になります。

リボ払いのメリット

• 手元にお金がなくても大きな買い物ができます。
• 月々の支払い額が一定なので家計の管理がしやすい。

リボ払いと分割払いの違いを解説します。

まず分割払いは、商品を購入した時に返済回数を決めて支払っていくという支払い方法になります。
それに対して、リボ払いとは、支払い金額がカード会社のリボ払い残高に加算されていき、その残高がなくなるまで毎月決まった額を支払い続けるという仕組みになります。

分割払いは、一つの商品についての支払い方法のことになりますが、リボ払いは買い物をする度に支払い額がリボ払い残高に加わっていきます。
要するに、リボ払いを使う時は、会計の度にカード会社に借金をしているという認識を持った方がいいということです。
分割払いは、あらかじめ決められた回数で支払いが終わるのに対し、リボ払いは残高がなくならない限りずっと手数料として利息を取られ続ける仕組みになっています。
リボ払いを使えば、最初は月々の支払いは少額にはなりますが、利用し続けることで結果的には支払額が大きくなり、最終的には利息のみを支払い続けるケースが多くなります。

リボ払いの危険性を詳しく解説します！

たしかに、リボ払い便利なクレジットカードの利用法な気がするけど、ここからは具体的にどんなところが危ないのかを解説いたします。

お金を借りているという危機感がありません。

クレジットカードのリボ払いを使っていると、借金をしているという危機感が薄くなることがもっとも危険な点になります。
普通の借金だったら、金融会社やカードローンの会社に申し込みをして、審査を受けて、その後やっとお金を借りることが出来ますので、多少なりとも手間がかかります。
しかし、リボ払いの場合は、レジでクレジットカードを出せばそれだけでお金を借りられてしまいます。
リボ払いとは、人間の心理を巧妙に突いて、とても気軽に借金ができる恐ろしい仕組みになります。

手数料が高く、元金がなかなか減離ません。

クレジットカードを利用しただけだと、普通は高額な利息が取られているなんて、誰も想像しないと思います。
しかし、実際のリボ払いの場合は、手数料がとても高いために元金がなかなか減らず、結果的に長期間にわたって多額の利息を取られてしまうことになります。

毎月のカード利用額がわからなくなります。

通常のクレジットカードの翌月一括払いのクレジットカードの利用であれば、翌月に今月使った分がそのまま請求されます。
ですから、通常のクレジットカードであれば、先月は使いすぎちゃった！という風にご自身の利用額をしっかりと把握できます。
しかし、リボ払いだといくら使っても請求額は一定になりますので、ご自身が毎月いくら使っているかがわからなくなります。

利用残高がある限りは永遠に手数料を取られ続けられます。

通常のクレジットカードの翌月一括払いの場合は、基本的にご自身が手数料を支払う必要はありません。
しかし、リボ払いの場合は利用残高が残っている限りは、その残高に応じてずっと手数料を取られ続けられます。
毎月の支払いで少しずつ利用残高は減っていっても、新たな買い物をしたタイミングでまた残高は元通りになってしまいますので、気がついた頃には永遠に手数料を取られ続ける悪循環に陥っている危険性が高くなります。

リボ地獄から脱出する方法を詳しく解説します！

１番いい方法は、１度リボ払いの利用残高をすべて完済してしまい、その後はリボ払いは利用しないようにすることです。しかし、それが出来るぐらいなら、この記事を読んでいることはないと思います。
そこで、ここからはリボ払いの借金の解決方法をご紹介いたします。

任意整理を検討する！

任意整理の手続きは、弁護士や司法書士がご自身の代理人になり、相手のクレジットカード会社と直接交渉することで、今後の利息をカットして月々の返済額を減額しご自身の借金を完済して解決する方法です。
要するに、リボ払いの高額な利息をなくして完済を目指す手続きで、他の債務整理の手続きと比較すると費用を低額に抑えられますし、解決までの手続き期間も短くて済みます。

任意整理の手続きを依頼すると、弁護士や司法書士は相手のクレジットカード会社に「受任通知」を送付いたします。
そして、受任通知が相手のクレジットカード会社に届いた後は、直接本人に電話や書面での取り立ては法律で禁止されます。また、減額後の返済が始まるまでの期間は今の返済をストップできます。

例を挙げれば、ご自身に総額２００万のリボ払いがあるケースだと月々の返済は約７万円になり、完済までの手数料の総額は約５０万円になります。
このリボ払いを任意整理すると、月々の返済は約３万３千円になり、もちろん手数料の総額はゼロ円になりますので、これだけでも任意整理の減額効果が実感できると思います。
また、任意整理の手続きは会社や友人だけでなく同居している家族にも知られずに借金問題の解決が可能です。

ここまでの解説で任意整理の多くのメリットが理解できたと思いますが、任意整理にはデメリットもあり、任意整理の手続きをすると信用情報機関に事故情報が登録されますので、約５年程度の期間はローンやクレジットカードの利用ができなくなります。

現在ご自身のクレジットカードの限度額までリボ払いになってしまっている方は、返済してはその枠で買い物をするといった状況に陥っている可能性が高いと思います。
こうなってしまうと一般的によく言う自転車操業になっていますので、永遠に高額な手数料を支払い続けることになります。
実はこの支払いを２カ月以上延滞すると任意整理と同じように信用情報機関に事故情報が登録されます。
ずっと返済で苦しい生活を続けているのであれば任意整理の手続きで借金のない安心な生活の取り戻すことが遥かに健全な方法だと思います。

リボ払いからの脱出のまとめ！

• リボ払いは実は高金利の借金である！
• リボ払いは手数料が高額かつ利用金額がわかりづらく危険！
• リボ払いの残高が減らずに悩んでいる人は当事務所に相談するべき！

今回の記事で、リボ払いの危険性と使う上での注意点、そしてどうにもならなくなった場合の解決方法について、詳しく解説いたしました。

ここまでで、今回のブログ「リボ払いがなぜ危険なのか？リボ地獄からの脱出方法を詳しく解説！」の記事の解説は以上になります。

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