こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆している司法書士の久我山左近です。
「債務整理をしたら、もう部屋は借りられないって聞いた…」
そんなウワサ、ネットで見かけたことありませんか?
たしかに、債務整理をすると信用情報に事故情報が載りますので、すべてがスムーズにいくわけではありません。
でも、“絶対に借りられない”わけじゃないんです!
今回の記事では、債務整理後に賃貸契約ができるのかどうか、どんなケースで注意が必要なのか、保証会社との関係などを司法書士の久我山左近がわかりやすく解説していきます。
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基本的には、債務整理をしても新たな賃貸契約を結ぶことは可能です!


1. 債務整理って何?ちょっとおさらい
債務整理とは、借金を整理して返済を軽くするための手続きのこと。よくあるのはこの3つです。
- 任意整理:裁判所を使わず、利息カットなどで月々の負担を軽くする手続きです。
- 個人再生:借金を約5分の1と大幅に減らして分割で返済する手続きです。
- 自己破産:すべての借金を帳消しにする手続きです。
これらをすると、信用情報に事故情報(いわゆるブラックリスト)が登録されてしまいます。
なお、返済を3ヶ月滞納してしまいますと、債務整理と同じようにブラックリストに登録されます。
この事故情報は、主に信販会社や金融系の審査に影響を与えるんです。
2. 賃貸契約で見られるポイントとは?
賃貸契約では、家主さんや不動産会社は以下のようなポイントをチェックします。
- ちゃんと家賃を払えるか(安定収入があるか)
- 職業や勤続年数などの「属性」
- 保証会社の審査に通るかどうか
最近は保証人の代わりに「保証会社」の利用が必須な物件が多く、この保証会社の審査が実質的なハードルになっています。
3. 信販系の保証会社には注意!
債務整理をした方が一番注意したいのがここ。
信販系の保証会社(例:オリコ・アプラス・エポスなど)しか使えない物件は、ほぼ審査に通りません。
なぜなら、これらの会社は信用情報(ブラックリスト)をガッツリ見ています。
「あ、この人、事故情報あるな」と判断されれば、その時点でNGになってしまう可能性が高いんです。
4. でも、債務整理後でも借りられるケースは多い!
安心してください。すべての物件が信販系保証会社を使っているわけではありません。
むしろ、実際の賃貸契約では、ほとんどのケースは信販系ではありません。
ですから、ブラックリストに載っていても、以下のようなケースで賃貸契約ができています。
- 家主さんの判断でOKが出るケース
- 収入が安定していて、過去の債務整理に関係なく信用されたケース
- 保証人を立てたら審査が通ったケース
- 信販系ではなく「独立系」の保証会社(例:日本セーフティーなど)を使っている物件だったケース
5. 債務整理後に賃貸契約をスムーズにするコツ
じゃあ、どうすればうまく契約できるの?という方は、次のポイントを意識してみてください。
- 家賃の安い物件を選ぶ(審査に通りやすい)
- 地域密着の不動産屋さんに相談する(信販系以外を紹介してくれることがある)
- 「保証会社はどこを使ってますか?」と事前に確認する
- 保証人が立てられるなら検討する(これだけで突破できる場合も)
6. まとめ:債務整理=賃貸契約不可、ではない!
債務整理をしていても、物件によっては全然借りられるチャンスがあるというのが本当のところ。
信販系の保証会社しか選べない物件は避けた方が良いですが、選択肢はちゃんとあります。
心配な方は、不動産会社に相談するだけでなく、司法書士など専門家に状況を説明してアドバイスを受けるのもアリですよ!
それでは、今回のブログ「債務整理すると新たな賃貸契約ができない?本当のところを解説!」というテーマについての解説は以上となります。
また、当サイトを運営する司法書士法人ホワイトリーガルでは、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています。
また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるかの「借金減額無料診断」も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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それでは、司法書士の久我山左近でした。



