こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆している司法書士の久我山左近です。
任意整理の手続きは、弁護士や司法書士が代理人になり相手の貸金業者と話し合いをして、月々の返済額を減額して借金の完済を目指す手続きです。
任意整理は、他の債務整理の手続きより、デメリットが少ない借金解決の方法です。
そんなメリットの多い任意整理の手続きですが、もし任意整理後の返済を滞納した場合はどんなリスクがあるのでしょうか?
今回のブログでは、任意整理後の返済が難しくなった場合のリスクと対処法について借金問題に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
今回の記事を読むと、任意整理後の返済を滞納した場合の対処法についての正しい知識が身に付きますので、ぜひ最後までお読みください!
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任意整理後の返済を延滞した場合のデメリットやリスクも解説します!
任意整理の手続きをして減額した月々の返済を始めたけど、その後に返済ができなくなった場合はどうすればいいのでしょうか?
今回のブログでは、任意整理後の返済が難しくなった場合のリスクと対処法について債務整理に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
任意整理後の返済が支払えなくなった場合はどうなる?
任意整理後の返済を滞納してしまった場合には、ほとんどの貸金業者では2カ月以上支払いを延滞すると一括での請求になります。また、一括での請求になると完済するまで遅延損害金が発生しますし、カットしていた利息も復活することになります。そして、このまま放っておくと裁判所に訴訟を提起されることになり、最終的にはご自身の給料を差し押さえられる可能性もあります。
任意整理の再和解について解説します
任意整理後の返済が困難になり、返済をストップしてしまった。再度返済を開始したいけど、どうしたらいいのか分からない場合は、再度の任意整理を依頼することが可能です。再度の和解をすることで今後発生する遅延損害金や利息をカットしてもらえる可能性があります。
再和解での注意事項を解説
現実的には再和解には多くの障害があります。
- 再度の和解時までに発生する遅延損害金はカットしてくれない業者が多い。
- そもそも再和解に応じないという業者もある。
- 再和解できても毎月の返済額を下げてくれない業者が多い。
- 再和解で返済額が上がる業者もある。
- 2カ月延滞した時点で、契約が白紙になっているケースもあります。
通常に和解契約では、返済を2カ月延滞すると一括での返済になり完済まで遅延損害金をつけて支払うという内容になっています。任意整理の再和解の場合は、再度の依頼をして次の和解をするまでに、依頼した任意整理の費用を分割で支払うことになります。その期間に発生する遅延損害金がプラスされてご自身に借金が増えていきます。
多くのケースでは再度の和解時に、この期間に発生した遅延損害金も付加して和解することになりますので、借金の総額は逆に増えていることになります。
再和解をした場合には、借金の総額だけでなく月々の返済額も上がるケースがあります。最初の任意整理の和解では60回で応じてくれた業者でも、再和解では36回といった短い期間の返済でなければ応じないことも考えられます。
任意整理後に再和解はできる可能性がありますが、やはりデメリットも多いので、任意整理後の返済は遅れないことが1番重要です。しかし、どうしようもない場合もありますので、その場合の対処法を解説いたします。
再和解できない場合の対処法は?
任意整理後の返済を滞納して、再和解を検討しましたが、再和解が難しい場合はどうしたらいいのでしょうか?もちろん相手の業者が応じてくれないというケースもありますが、相手の会社は再和解に応じてくれますが、毎月の返済額は前回の和解とほとんど同条件で、それでは返済が難しいというケースの方が多くあります。
個人再生や自己破産での解決も検討する
再和解をしても現実的に支払えない場合には、他の債務整理である個人再生や自己破産を検討する必要があります。ただし、現実的には返済できなかったという事実がありますので、個人再生で返済額を減額するという方法よりも借金をなくす手続きである自己破産を選択するの方が現実的かもしれません。
こうした選択には専門的な知識が必要になりますので、ぜひ経験豊富は当事務所にお問い合わせください。
それでは、今回のブログ「自己破産できない確率はほぼゼロ!自己破産に失敗する理由と対処法!」というテーマについての解説は以上となります。
また、当サイトを運営する司法書士法人ホワイトリーガルでは、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています、また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるかの「借金減額無料診断」も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
借金の返済で困ったときは、お気軽に当事務所まで借金減額のご相談をしてくださいね。
それでは、司法書士の久我山左近でした。