遺産相続が決まったら、その相続財産の調査方法を詳しく解説します!

司法書士法人ホワイトリーガル

こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆している司法書士の久我山左近です。

遺産相続が始まったら、まずは相続財産の調査を行う必要があります。
相続財産の調査は、遺産分割協議や相続手続きの基礎となる重要なステップになりますので、しっかりとポイントを押さえて行う必要があります。
相続手続きを進めるには、相続財産の内容や評価額などをすべてしっかりと把握する必要があります。
相続財産は、不動産や預貯金といったプラス財産だけでなく、借金などのマイナス財産もありますので、慎重に相続財産の調査を行いましょう。
また、相続人が多いケースや相続関係が複雑なケースは、特に注意が必要です。
それらをすべて把握したうえで、相続の形態を「単純相続・限定相続・相続放棄」から選択して手続きを進めていくことになります。

今回の記事では、相続財産の調査方法や注意点について相続に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

相続の手続きにおいて相続財産の調査はとても大切なポイントです!

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相続において、その相続を受けるかどうかということから相続税の申告が必要かどうかまで、とにかく相続財産の全貌がわからないと、どんな手続きをとったらいいかも判断することが出来ません!
ここからは、相続財産の調査方法や注意点について相続に詳しい司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。

相続財産の調査とは?久我山左近が詳しく解説します。

相続財産の調査とは、被相続人(亡くなった方)の財産を明らかにするための作業になります。
この調査は、相続放棄の判断、遺産分割協議の内容、相続税の申告など、相続手続き全般を行うために欠かせないプロセスとなります。

相続財産の調査が適切に行われないと「相続放棄が認められない」「相続人間でのトラブル」「相続税申告のペナルティ」などの様々なリスクが高まりますので、十分にご注意ください。

相続財産の調査は、非常に手間と時間のかかる作業です。特に不動産が複数あるケースや、複数の都道府県にまたがるケース、相続人が多く複雑なケースでは、一般の方がご自身で行うのは非常に困難な作業です。

このようなケースでは、司法書士などの専門家の助けを借りることがお勧めです。
司法書士などの専門家は、相続手続きに関する経験と知識を持っていますので、正確かつ効率的な調査を実施できます。まずは、当事務所のような相続手続きに精通した専門家に相談するようにしましょう。

相続財産の調査方法を解説します。

相続財産の調査は、相続人の特定とともに相続手続きの中でも非常に重要なステップです。
正確な情報を把握することは、公平な遺産分割を行うためには欠かせません。
しかし、これらの調査は非常に時間と労力がかかる作業です。
司法書士などの専門家の助けを借りることも考慮して、適切に進めることで円満な相続手続きを行うことが可能になります。

まずは調査の範囲を明確にする

まずは、相続財産の調査範囲を明確にします。
不動産、自動車、預貯金、株式、保険など、調査対象となる財産を特定します。借金や負債は、把握が難しいので、郵送物をはじめとして入念に確認しましょう。
また、相続人の特定作業も同時に進めていきます。

遺産に関係する書類の収集

被相続人の遺産関係書類を収集する必要があります。
遺言書、預貯金通帳、土地の登記簿謄本など、相続財産に関連する書類を集めましょう。

また、不動産に関しては固定資産税に関する書類、さらに一般の方には知られていないかもしれませんが故人が所有している不動産を漏らさないためにも「名寄帳」を確認することをお勧めいたします。

金融機関や法務局などでも確認しよう

次は相続財産を確認する機関になりますが、故人に関連する金融機関や法務局などでも財産の確認を行いましょう。口座の残高や不動産の所有権など、正確な情報を入手することが重要です。

必要であれば財産評価の依頼

また、必要になる場合には相続財産の評価を専門家に依頼しましょう。
税理士や不動産鑑定士など、適切な専門家に相談して相続財産の評価額を算出してもらいましょう。

相続財産の記録(財産目録)作成

相続財産の調査結果をもとに、相続財産の詳細な記録である「財産目録」を作成しましょう。
財産の種類、評価額、所有者など、重要な情報を整理して記録に残しておきます。

必要であれば相続税の申告

相続財産の詳細な情報をもとに、相続税の申告を行いましょう。
税務署に必要な書類を提出して相続税の申告を行います。
なお、相続財産の申告には専門的な知識が必要になりますので、事前に税理士などの専門家に相談いたしましょう。

相続財産調査の注意点を解説します。

相続財産の調査は、相続の手続きを進める上で欠かせない作業です。
しかし、注意点を押さえずに行ってしまうと、トラブルや問題が生じる可能性がありますので、しっかりとポイントを押さえて進めていきましょう。

借金などのマイナス財産の把握

まず、相続財産を把握するには正確な情報の収集が重要です。
相続財産は、不動産、預貯金、株式、保険、現金など様々な形で存在します。遺産の全体像を把握するためには詳細な調査が必要です。

特に、借金や負債、他人の保証人になっているなどのマイナス財産の把握は非常に難しいので特に重要になります。
繰り返しになりますが、マイナス財産は見つけにくいケースも多いので慎重に調査しましょう。
被相続人に届いている郵送物などから発見されるケースも多いので、マイナス財産の方が多い場合には「相続放棄」を検討する必要があります。

相続人の特定作業は慎重に行いましょう

相続財産の調査とは異なりますが、相続人の調査によって被相続人の親族や遺言書に基づく相続人を特定することが必要です。
しかし、相続人が多数いる場合や特定が難しい場合もあります。
また、親族関係が複雑で遺産分割に関する意見が食い違う場合もあります。
こうした問題に対応するためには、司法書士などの専門家の助けを借りることが有効です。

相続税の申告には要注意です

さらに、相続税申告における注意点もあります。
相続財産には、相続税がかかる場合がありますが、相続税申告を適切に行わないと、ペナルティが課せられる可能性があります。
相続税申告には、財産の評価や控除の計算など専門知識が必要です。
税理士などの専門家のアドバイスを受けながら、正確な申告を行いましょう。

相続財産の調査のまとめ

相続財産の調査は、相続放棄の判断、遺産分割協議、相続税の申告を正確に行うために必要な作業です。
まずは、故人がどのような財産を持っていたのかを正確に把握することが重要です。
相続財産の調査は、手間と時間がかかる地道な作業ですが、
適切に行わなかった場合は、相続放棄が認められないことや、他の相続人との紛争、相続税申告でペナルティを課せられる可能性もあります。
遺産の正確な把握は、円満な遺産分割や相続手続きにとって重要な要素です。
正しく正確に行い、スムーズな相続手続きを進めましょう。
自分で行うのが難しそうな場合には、司法書士などの専門家に相談することを検討しましょう。
特に遺産の中に不動産がある場合には、司法書士には相続登記も依頼できるので、お勧めの専門家になります。

ここまでで、今回のブログ「遺産相続が決まったら、その相続財産の調査方法を詳しく解説します!」のテーマの解説は以上になります。

当サイトを運営する司法書士法人ホワイトリーガルでは、相続財産の調査についての無料相談だけでなく、相続放棄や相続登記義務化など相続に関連するお悩みについても無料でご相談することができます。
ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用していただきたいと思います。

カワウソ竹千代

相続の手続きでのお悩みについては、お気軽に当事務所までご相談をしてくださいね。

久我山左近

それでは、司法書士の久我山左近でした。

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