こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆者している司法書士の久我山左近です。
読者の皆様もブラックリストという言葉はよく耳にしていると思います。
クレジットカードやローンの支払いを2ヶ月以上滞納してしまった場合や債務整理の手続きをとった場合には、このブラックリストに登録されることになります。
ただし、ブラックリストというリストが実際に存在しているわけではなく、信用情報機関に事故情報が登録されることをブラックリストに載ると呼んでいます。
そして、一般的なブラックリスト以外にも「携帯ブラックリスト」というもう一つのブラックリストが存在しています。
今回の記事では、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが携帯ブラックリストについて司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとって、今回の記事はとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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一般的なブラックリスト以外にも携帯ブラックリストが存在します!
携帯ブラックリストとはなんなのでしょうか?また、どういった場合に携帯ブラックリストに登録されるのでしょうか?
携帯ブラックリストには主に以下の2種類が存在します。
- 料金を滞納した携帯キャリアの自社ブラックリスト
- 大手キャリアが共有しているブラックリスト
料金を滞納した携帯キャリアだけでなく、大手キャリア間で情報を共有している携帯ブラックリストが存在します。また、CICやJICCなどの信用情報機関に登録される本来の金融ブラックリストがあります。
ここからは「携帯ブラックリスト」について詳しく解説していきます。
料金を滞納した携帯キャリアの自社ブラックリスト
携帯ブラックリストには、契約していた携帯キャリアのブラックリストに載ることがあります。「料金を滞納した」「強制解約された」「虚偽の情報を記入した」などの情報は、契約した携帯キャリアが自社で管理しています。
クレジットカードやローンなどのお支払いを滞納した場合の「金融ブラックリスト」は、5年が経過すれば削除されます。一方で、大手の携帯キャリアが自社で管理している事故情報は長期間保管されていることもあるようです。
大手キャリアが共有しているブラックリスト
携帯ブラックリストには、大手キャリアが共有しているブラックリストというのがあります。他社の料金が未納のまま乗り換えできないように、大手キャリアでは携帯料金の未払い者の情報を共有しています。
大手携帯のキャリアの未払い情報は、TCA(一般社団法人電気通信事業者協会)とTELESA(一般社団法人 テレコムサービス協会)という信用情報機関を使って共有しています。
大手の携帯キャリアは携帯電等の移動系通信事業に含まれるので、平成11年4月から「TCA」と「TELESA」で未払い者の情報を交換していることになります。
CICやJICCなどの信用情報機関の金融ブラックリスト
CICやJICCなどの信用情報機関は、主にクレジットカードのお支払いや消費者金融の返済を滞納することでブラックリストに載ることがあります。信用情報機関には以下の3社があります。
- CIC:クレジットカードの信用情報
- JICC:消費者金融による借入の信用情報
- KSC:銀行によるカードローンの信用情報
信用情報機関には、上記のような違いがあります。また、クレジットカードのお支払いや消費者金融の返済の滞納によるブラックリストを「金融ブラックリスト」と呼ぶことがあります。金融ブラックリストは、携帯キャリアのお申し込みとはあまり関係ありませんが、金融ブラックリストになると、スマホ本体の分割払いができなくなる可能性が高くなります。
携帯ブラックリストに載るとどうなるのか?
携帯ブラックリストに載ると、以下の2つができなくなる可能性があります。
- 新規契約と乗り換え契約ができなくなる
- スマホ本体の分割払いができなくなる
新規契約と乗り換え契約ができなくなる
携帯ブラックリストに登録されると、新規の契約審査に通りにくくなるので「新規契約」と「乗り換え契約」ができなくなる可能性があります。
スマホ本体の分割払いができなくなる
大手キャリアで機種変更する場合、スマホ本体を分割払いする方も少なくありません。クレジットカードのお支払いや消費者金融の返済の滞納による「金融ブラックリスト」に載ると、スマホ本体の分割払いに必要な審査に通りにくくなります。
スマホ本体の分割払いの審査に通らないと分割払いできないので、スマホを一括で購入するか現在使っているスマホのまま乗り換える必要があります。
携帯ブラックリストに載った時の対処法を解説します。
携帯ブラックリストに載った場合の対処法は以下になります。
- 新規契約と乗り換え契約は携帯ブラックリストを解消する
- スマホ本体の分割払いは10万円以下のスマホを選ぶ
- 審査が甘い格安SIM業者に申し込んでみる
携帯ブラックリストに載った場合は、まずは現在滞納している通信料をお支払いすることで解消されることがあります。
また、端末代の分割払いは料金によって審査の厳しさが異なるので10万円以下のスマホを選ぶようにしましょう。機種代金が10万円以下の場合は「少額店頭販売品」という割賦販売法の例外措置にあたり、通常のローン審査を免れます。審査が簡素化されるため金融ブラックリストに登録されていても審査を通過できる可能性があります。
それでも、新規契約できない方やスマホ本体の分割払いができない方は、審査の甘い格安SIM業者も視野に入れて検討してみましょう。
ここまでで、今回のブログ「携帯ブラックリストとは?司法書士がわかりやすく解説します!」のテーマの解説は以上になります。
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それでは、司法書士の久我山左近でした。