こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆している司法書士の久我山左近です。
予定外の副収入が手に入る可能性がある過払い金の請求ですが、カードローンなどではなく、リボ払いの返済でも過払い金の請求は可能なのでしょうか?
今回の記事では、リボ払いの利用で過払い金の請求は可能なのか?また過払い金の発生条件についても司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
それでは、リボ払いの利用と過払い金の関係について詳しく解説をいたしますので、ぜひ最後までお読みください!
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基本的にリボ払いの利用だけでは過払い金は発生いたしません!
使い始めてみると、とても便利に感じるクレジットカードのリボ払いですが、そのカードの利用限度額まで利用してしまいますと、その後は月々の返済に追われて大変なことになるという怖い面もあります。
リボ払いの手数料を払い続けていると、過払い金が発生しているのでは?と思う方も少なくないと思います。確かにリボ払いで過払い金を請求できたら、ご自身の借金を返済できるかもしれません!
今回の記事では、リボ払いの利用で過払い金の請求は可能なのか?また過払い金の発生条件についても司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
リボ払いでも過払い金が請求できる可能性はあるの?
結論から言うと、クレジットカードの利用がリボ払いだけでは過払い金が請求できる可能性はありません。
しかし、ショッピングのリボ払い以外にそのクレジットカードのキャッシングを利用していた場合には過払い金が発生している可能性があります。
過払い金が発生しているかどうかは、クレジットカードのキャッシングを利用していたことが前提になりますが、さらに、利息制限法を超える金利で借り入れをしていた場合になります。
利息制限法を簡単に解説すると、貸金業者がお金を貸す時の利率について、ある一定の金利を超えないように制限する法律のことです。昔のようにトイチ(10日で1割)の利子で貸し付けると現代では違法であり重い罰則の対象になってしまいます。
キャッシングの上限金利を取り締まる法律は、今お話しをした「利息制限法」と「出資法」の2つがあり、利息制限法では上限金利が年15~20%に設定されています。しかし、出資法では年29.2%と法律が矛盾していました。
消費者金融やクレジットカード会社は、違反すると重い罰則のある出資法に抵触するギリギリのラインである「グレーゾーン金利」での貸し付けを行っていました。
その後、2010年6月に貸金業法が改正されて、一律で年20%に設定されるようになりました。ですから、2010年6月に以前に利息制限法を超える金利で借り入れしていた場合には、過払い金を請求できる可能性があります。
なお、過払い金は借金を完済してから10年が経過すると、消滅時効を迎えてしまい、過払い金の請求をすることができなくなりますので注意いたしましょう!
また、過払い金の返還がきっかけで倒産してしまった消費者金融やクレジットカード会社に対しては過払い金の請求は出来ません。
過払い金請求の手続きの流れを解説します。
リボ払いのケースに関わらず、ここからは過払い金が請求できる条件がクリアできた場合の過払い金を取り戻す手続きの流れを解説いたします。過払い金請求の手続きは司法書士や弁護士などが対応しています。
現在までの取引履歴の取り寄せ
まずは、本当に過払い金が発生しているのか、また過払い金を請求するとしてどれくらい戻ってくるのかを調べるために、相手のクレジット会社や消費者金融からの今までの借り入れの取引履歴を取り寄せます。
現在の利息制限法に基づいた引き直し計算
過払い金請求の対象だった場合は、現在の利息制限法に基づいた利率に直して、いくら過払い金が発生しているかの計算を行なっていきます。これを引き直し計算といい、利息制限法に従っていた場合の借金の残高を調べることにより、いくら過払い金が発生していたのかを算出いたします。
この時点で、10年以内に過払い金の請求しなければ消滅時効となるため、いつ完済したかも同時に調査いたします。
相手の貸金業者との交渉
過払い金がいくら発生しているかが分かりましたら、次は実際に過払い金を取り戻す手続きに移ります。相手の担当者と交渉を行い、取り戻す過払金の金額に合意できれば、過払い金返金の合意書を取り交わします。
過払い金のご入金
無事に過払い金の取り戻しの合意までいたりましたら、その後は過払い金が振り込まれます。指定した口座に過払い金が送金されるので、払い過ぎた利息である過払い金を受け取ることができます。
それでは、ここまでで今回のブログ「リボ払いで過払い金の請求は可能?過払い金の発生条件を詳しく解説!」というテーマの解説は以上になります。
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それでは、司法書士の久我山左近でした。