こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのブログを執筆者している司法書士の久我山左近です。
任意整理は、弁護士や司法書士がご自身の代理人になり、相手の業者と直接交渉することで、今後の利息をカットして月々の返済額の負担を軽くする手続きになります。
任意整理は裁判所を通しませんので、他の債務整理と比較するともっともポピュラーな債務整理の手続きです。
任意整理を含めて債務整理の手続きを取ると信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
もちろん任意整理の対象になるクレジットカードはご利用出来なくなりますが、それ以外のクレジットカードなどうなるのでしょうか？
今回の記事では、任意整理の手続きをするとクレジットカードは更新できなくなるのか？任意整理の手続きをしなかったクレジットカードがどうなるのかを司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
借金でお悩みの方にとって、今回の記事はとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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任意整理してもクレジットカードの更新は可能？左近が解説します！
任意整理の手続き後に、任意整理の対象にしなかったクレジットカードはそのまま利用することが出来ますが、クレジットカード会社が定期的に顧客情報をチェックしている関係から更新できなくなる可能性があります。
しかし、任意整理の手続き後にクレジットカードを更新してはいけないという法律があるわけではないので、更新ができるかどうかはクレジットカード会社次第でもあります。
実際に当事務所でも任意整理後にクレジットカードが更新できたケースもあれば、更新できずクレジットカードが残せなかったケースもあります。
任意整理の手続き後にクレジットカードは更新できる？
まず、当たり前ですが任意整理の対象にしたクレジットカードは強制解約になりますので、任意整理後は利用することが出来なくなります。
これは各クレジットカード会社の規約で、債務整理をすることが強制解約の事由になると決められているからという理由からになります。
一方で任意整理の対象外のクレジットカードは、その後も問題なく利用できます。
しかし、その任意整理をしていないクレジットカードでも次の更新ができないケースがあります。
その理由が途上与信で、クレジットカード会社が、信用情報にアクセスして、顧客の返済状況などを確認することに行為になります。
途上与信以外にも与信審査や中間審査などとも呼ばれています。
クレジットカードの利用者も、契約段階から収入が変わっていたり、場合によっては滞納をしていたりするかもしれませんので、定期的にそのチェックをする必要があります。
確かに、一般的に任意整理後にクレジットカードが更新できなくなるケースはございます。では、どのようなケースでクレジットカードが利用できなくなるのでしょうか？
ここからは、長く任意整理の業務を行なっている当事務所の経験からのお話しになります。
- 普段ほとんど利用していないクレジットカードは更新が出来ない可能性があります。
- 普段から利用していますが、延滞がよくあるクレジットカードは、やはり更新が出来ない可能性があります。
- 普段から利用していて、リボなどの残高が大きいクレジットカードは更新が出来る可能性が高くなります。
- 普段から利用していて、取引履歴が長いクレジットカードは更新が出来る可能性が高くなります。
なお、限度額の見直しなどクレジットカードの契約内容の変更の依頼をした場合などは更新が出来なくなる可能性があります。
ただし、これは各クレジットカード会社の独自の判断によるもなので、上記のような傾向はありますが確実とはいえないことをご了承ください。
クレジットカードが使えなくなったら他のキャッシュレス決済を利用しよう！
今の時代は、クレジットカードがなくても代わりの様々なキャッシュレス決済があるので、クレジットカードがなくてもそれほどの不便は感じないかも知れません。ここからは、クレジットカードの代替品について解説いたします。
デビットカード
クレジットカードの代替品で１番有名なのは、デビットカードになります。デビットカードは利用すると即座に利用した代金が口座から引き落とされます。VISAといったブランドが付いているでデビットカードだと、かなり多くのショップなどでご利用が可能です。
家族カード
家族カードとは、利用限度額を家族内でシェアできるクレジットカードで、家族の誰か一人が契約すれば、家族内でクレジットカードを共同で利用することが可能です。
チャージ式決済やプリペイドカード
チャージ式決済もいろいろあり、VISAが発行しているプリペイドカードのバンドルカードや、SUICA、PayPay・LINEPay・メルペイなど店頭のQRコードで決済できるものもあります。バンドルカードは、アプリからお金をチャージできるし、請求は翌月だからとても便利だと言えます。
ETCパーソナルカード
ETCパーソナルカードは、NEXCO東日本をはじめとした、高速道路会社が発行しているカードでデポジット型のカードになります。
クレジット機能がついていないので、一般的なETCカードと違って、審査をせずに発行できますので、任意整理をしても使うことができるというメリットがあります。
キャリア決済
キャリア決済は、docomoやau、ソフトバンクなど携帯電話の料金と一緒に請求がくる支払い方法で、購入する際にキャリア決済で購入すると、翌月の携帯料金と一緒に請求が来ることになります。
どうでしょう！現代ではクレジットカードの利用ができなくなってもそれほど生活には困らなくても済みそうですね！
ここまでで、今回のブログ「任意整理後でもクレジットカードは更新できる？詳しく解説します！」のテーマの解説は以上になります。
このページを読んでいただいているということは、ご自身の借金問題を解決しようという前向きな思いが感じられますので、ぜひ当事務所の借金減額無料診断を活用して、ご自身の借金問題を解決するのがベストな選択になります。
カワウソ竹千代借金の返済で困ったときは、お気軽に当事務所まで借金減額のご相談をしてくださいね。
久我山左近それでは、司法書士の久我山左近でした。
