任意整理をしてもETCカードは使用できる?使えない場合の対処法は?

司法書士法人ホワイトリーガル

こんにちは、司法書士法人ホワイトリーガルのコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。

任意整理は、弁護士や司法書士がご自身の代理人になり相手の貸金業者と話し合いをして今後の利息をカットし月々の返済額を減額して、その減額した返済を3年から5年程度で完済して解決する手続きです。
いろいろとメリットがある任意整理の手続きですが、困ることの一つに任意整理後にETCカードの利用がどうなるのかという問題があります。

今回の記事では、任意整理の手続きでのETCカードの取り扱いについて、またETCカードが使えなくなった場合の対処法について司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
それでは、任意整理の手続きとETCカードの関係についての解説をいたしますので、ぜひ最後までお読みください!

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目次

任意整理後はETCカードの利用ができなくなります!その対策とは?

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借金の返済が家計の負担になり、債務整理で借金の負担を減らせたらと思う方もいらっしゃると思います。
任意整理などの債務整理を行うと日常生活において、いくつか不便が感じることがあります。

その1つが、日常的に高速道路を利用することが多く、ETCカードを使用している方の場合で、任意整理をしてETCカードを利用できなくなると、かなり不都合を感じると思います。

今回の記事では、任意整理の手続きでのETCカードの取り扱いについて、またETCカードが使えなくなった場合の対処法について司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。

任意整理とETCカードの関係について

現在のETCの利用状況の調査によると、ETCの利用率は90%を下回ったことがなく、ETCは非常に多くの人に利用されています。このETCカードは、クレジットカードの契約に付帯していることが多く、この場合はETCの利用時にクレジットカード会社が立替払いを行い、後日に利用者が代金分をクレジットカード会社に対して支払う仕組みになっています。

契約中のクレジットカードについて任意整理の手続きを取ると、そのクレジットカードはクレジットカード会社の規約に基づき解約になります。もちろん、そのクレジットカードに付帯していたETCカードも解約となり利用し続けることはできなくなります。

そして、ETCカードの利用に影響が出るのは、任意整理の対象としたクレジットカード会社のカードだけではありません。任意整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録されます。いわゆるブラックリストに載っている状態になりますので、現在のクレジットカードも更新のタイミングで利用できなくなる可能性があります。

任意整理をした後でもETCカードを使う方法があります

任意整理を行った場合に、クレジットカードに付帯しているETCカードの利用が困難になることは理解できたと思いますので、ここからはクレジットカード付帯のETCカードが使えなくなった場合の代替手段をご紹介いたします。

ETCパーソナルカードを作成する

ETCパーソナルカードとは、ETCの支払いのみに利用できるカードで、クレジットカード機能がついていないために作成するのに審査の必要はありません。そのために任意整理をしたという事実がETCパーソナルカード発行の妨げになることはありません。ETCパーソナルカードは、申込時に保証金としてデポジットを預託することで発行を受けられます。

法人ETCカード・ETCコーポレートカードを作成する

法人経営者や個人事業主の場合は、その人が任意整理をしていた事実があってもクレジット機能のないものであれば、ETCの協同組合が発行している法人ETCカードやETCコーポレートカードを作成することができます。

法人ETCカードやETCコーポレートカードはいろいろな種類がありますので、割引率などご自身にとってメリットのあるものを作成することをお勧めいたします。

任意整理後に生活の中で影響があることを解説します

任意整理をすると信用情報機関に事故情報が登録されます。信用情報機関に事故情報が登録されていることで日常の生活において感じる不便は、ETCカードやクレジットカードが利用できなくなるだけではありません。任意整理後に感じる影響については以下のようなものが挙げられます。

ローンの新規契約ができなくなります

ローンの申し込みをすると、申し込みを受けた金融機関は支払い能力の審査のために信用情報機関に照会を行います。ですから任意整理後は、自動車ローン、住宅ローン、教育ローンといったローンの新規契約が困難になります。また、それぞれのローンの保証人になることもできなくなります。

家賃保証会社が付いている賃貸物件への入居が難しくなります

任意整理の手続き後も基本的にはアパートやマンションについての賃貸借契約を締結することは可能です。しかし、保証人ではなく家賃保証会社が付くことになっている物件の場合には注意が必要です。
保証会社にはいくつかの種類があり、信販系の保証会社の場合は信用情報機関に照会が行われますので事故情報があると賃貸借契約を結べなくなる可能性があります。

スマホや携帯電話本体の分割払いが難しくなります

任意整理をしてもスマホや携帯電話を利用できなくなるわけではありません。しかし、スマホ本体の分割払いを申し込む場合には、ローンと同じ扱いになり信用情報機関に照会が行われるために事故情報があると審査に通らない可能性があります。

それでは、ここまでで今回のブログ「任意整理をしてもETCカードは使用できる?使えない場合の対処法は?」というテーマの解説は以上になります。

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久我山左近

それでは、司法書士の久我山左近でした。

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